神社の知識袋

神前式入門!基本知識から式の流れ、費用までの完全ガイド

最近、匂いで近くに神社があることが分かるようになりました。

どうも!ゆーすけです。(@jinja_hyakka

日本に生まれたからには結婚式は神前式!と思われる方も多いのではないでしょうか?

最近は結婚式に「和テイスト」を取り入れるカップルが増えてきいます。

チャペルで行う結婚式と比べて、神社で行う結婚式はよくわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は神社で行う結婚式の流れや費用を、ご紹介します。

神前式!!神社で行うウェディングの魅力

大國魂神社

日本の伝統的な結婚式は、神社で行なわれ「神前式」と呼ばれます。

神社に祀られている神様の前で、様々な儀式を行い、夫婦になる誓いをたてます。

最大の魅力は「和装」

新婦は、白無垢に角隠し、色打掛、黒引き振袖、など、奥ゆかしくも華やかな装い。

新郎は、和装の第一礼装である、五つ紋付袴羽織を凛々しく着こなします。

しずしずとした立ち居振る舞いが、神社の厳かな雰囲気とあいまって、お二人の門出に花を添えます。

 

神前式の流れ

神前式での儀式は、聞きなれない単語が多く、難しそうに見えますが、意味を知るとそんなことはありません。

かかる時間も約40分と、チャペル挙式とさほどかわりません。

 

参進の儀(さんしんのぎ)

雅楽の調べのなか、斎主や巫女に先導され、新郎新婦、両親、親族が列をなして本殿まで歩いていきます。

別名「花嫁行列」とも呼ばれます。

 

入場

神前に向かって右側が新郎とそのご家族、左側が新婦とそのご家族が並びます。

参進の儀の参列していない親族や友人も、順に入場します。

 

修祓の儀(しゅばつのぎ)

 

修祓とは、罪や穢れを祓い、心身を清めることです。

神主が「祓詞」(はらいことば)を述べ、大幣(おおぬさ)をふり、お祓いをします。

 

祝詞奏上の儀(のりとそうじょうのぎ)

「祝詞」(のりと)は、神様にお伝えする言葉のことです。

神主が祀られている神様に対して、新郎新婦の結婚を報告し、末永い幸せを祈願します。

 

三献の儀(さんこんのぎ)

「三々九度の儀」として有名な、夫婦の契りを交わす儀式です。

大中小の杯を使い、それぞれの杯を新郎新婦が交互に三口で飲み干します。

 

誓詞奏上(せいしそうじょう)

誓いの言葉を、新郎新婦が読み上げます。

 

指輪の交換

本来の神前式には無かった儀式。

最近は行うほうが、一般的となっています。

 

玉串奉奠(たまぐしほうてん)

榊(さかき)に紙垂(しで)を取り付けたものを、神前に供えます。

供えたあとは、二拝二拍手一拝をします。

 

退場

入場したときと同じ順番で、退場していきます。

この後、写真撮影が入る場合もあります。

 

神社によっては、巫女舞や親族杯の儀などがあったり、省略される儀式もあったりしますので、打ち合わせの時に確認しましょう。

 

神前式にかかる費用

 

神前式にかかる費は、6つに大きく分かれます。

 

・挙式代

初穂料といい、神社に納めるお金です。

相場は5~15万円。

儀式の数やオプションで、変化します。

 

・衣装代

白無垢は15~20万円。

紋付袴は5~10万円。

かんざしや小物などのレンタルも必要なので、費用にあわせてセレクトしましょう。

 

・着付け・ヘアメイク代

衣装レンタルとセットになっていることが、一般的です。

別に依頼する場合、着付けは新婦3~5万円、新郎1万円ほど。

ヘアメイクは、2~5万円。

衣装直しや介添えを依頼する場合は、追加料金を確認しましょう。

 

・撮影代

プロカメラマンに撮影してもらう料金で、5~10万円。

神前式は撮影がNGだったり、提携するカメラマン以外の立ち入りができなかったりするので、要確認です。

 

・婚礼料理

神前式+披露宴のセットプランのものが多く、50~200万円と幅があります。

人数、規模、衣装のグレードや演出により、料金は様々です。

 

・移動代

アクセスが不便な神社の場合は、マイクロバスやタクシーで送迎を依頼しましょう。

人数によって様々ですが、4~8万円ほど見ておくと安心でしょう。

 

神前式のチェックポイント

 

・両家の宗教をチェック

今の日本では「チャペル式」「神前式」「人前式」の結婚式スタイルがメインです。

 

新郎新婦が好みの挙式スタイルを選ぶ傾向が強いですが、「チャペル式」「神前式」を選ぶ場合は、一度両家に確認を入れていきましょう。

 

・人前式に参列できる人数の確認

神前式の参列者は、基本的に親族のみです。

 

そのため、収容人数を超えることはまれだと思いますが、親族が多い場合もあるので一度確認したほうが良いでしょう。

 

・神社から披露宴会場までの移動

神社で行えるのは、挙式のみなので、披露宴会場選びも重要ポイントです。

神社の敷地内、または神社管轄の会館などで行う。

周辺のホテルやレストランなどで行う。

このいずれかになります。

スムーズに移動できるよう、心がけましょう。

メリットとデメリット

 

・メリット

ホテルなどは倒産や新築リニューアルなど、挙式した建物が無くなってしまう可能性があります。
神社は、昔からある宗教施設なので、将来的に思い出の場所が無くなってしまうことがありません。
お正月、七五三など、家族の節目に再訪問しやすい場所です。
古典的な挙式タイプなので、祖父母などのご年配の親族が喜んでくれる、祝福しやすいといえます。

・デメリット

神社の形式上、天候に左右されやすいことが一番にあげられます。
伝統的な建築物なところから、バリアフリーが対応していないこともあります。
杖をついている方や、車いすの出席者がいらっしゃる場合は、要注意です。

 

経験者が語る結婚式の注意事項

 

初めての方が殆どだと思います。

お金のこと。どのような式にするか。など揉めに揉めました。

ここで式後に感じた注意事項をお伝えします。

  1. 必ず3つ以上の式場を見学すること。
  2. 某有名ウェディングカウンターや相談場所を利用して知識を付けること。
  3. 某デパートなどでお安くウェディングや式場代割引プレゼントなどの触れ込みは無視!

何百万も掛かるんですからこれぐらい簡単ですよね?

特に怖いのは3項です。

式場によってはキャンセル期間が無い状態で仮押さえをさせられたケースや

見覚えのない契約をさせられるケースが増えているようです。

実際に知り合いで経験をしている人もいます。

また契約書の見落としでトラブルも多くあります。

上記を気を付けて素晴らしい思い出になる結婚式をしてください。

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