松前健著「日本の神々」を読む イザナギとイザナミ③
天空神と地母神 天空神とは天空や世界を創造した神様で、地母神とは大地の神様です。 イザナギは左右の目から、それぞれアマテラスとツクヨミを生み出しました。これは、太陽と月を天空の両目と考える古い信仰なのです。マオリ族は、太…
天空神と地母神 天空神とは天空や世界を創造した神様で、地母神とは大地の神様です。 イザナギは左右の目から、それぞれアマテラスとツクヨミを生み出しました。これは、太陽と月を天空の両目と考える古い信仰なのです。マオリ族は、太…
古代熊野との関連 平安以降、熊野三所のムスビの神をイザナミ、速玉をイザナギ、ケツミコ神をスサノオに比定しています。この比定は後世の物です。が、ムスビをイザナミとしたのは、熊野では古くから生成の女神・ムスビの崇拝が盛んだっ…
松前健について 世の中に日本神話の研究者はたくさんいます。純粋に日本神話を研究するのなら結構ですが、神道系宗教団体やウエツフミ、竹内文書などのシンパは、研究内容が偏っています。 津田左右吉によれば、本居宣長や平田篤胤など…