神社参拝で大事なこと

 

はじめに

当ブログに訪問頂き有難うございます。

ここでは神社参拝で大事な礼儀や作法、神社とは?から人生行事の一覧などをご紹介致します。

神社と聞いて何を思い浮かべますか?

子供が産まれたらお宮参りに行く、子供の七五三、厄払いなど。

そう、神社は私達の生活に非常に密着をしているのです。

そんな神社についてご紹介をしていきます。

神社とは?

神社とは、日本の伝統的な宗教である神道において、神々を祀るための建物や施設の総称です。神道は、自然そのものや偉人、国家に功績があった人物などを神として崇める多神教です。神社の敷地は鳥居で区切られ、その内側は神域とされています。

神社には、産土神、天神地祇、皇室、氏族の祖神、偉人や国家に功績のあった人物などの霊が神として祀られています。現在、日本全国に約85,000の神社があります。各神社は地域や歴史に基づいて、さまざまな神様を祀っているため、それぞれの神社が持つ役割や意義が異なります。

神社を訪れることで、自然や人々と共存する精神性や、心の安らぎを感じることができます。また、神社では祭りや行事が行われ、地域の文化や歴史を伝える重要な場となっています。

神社参拝で大事なこと 【作法】

神社での礼儀作法は、神様に対して失礼のないように、またご利益を最大限授けていただけるよう、礼儀正しく振る舞うことです。以下は神社での礼儀作法について説明しています。

  1. 鳥居のくぐり方: 鳥居をくぐる前に、一度立ち止まり、軽く一礼しましょう。鳥居をくぐる際は、中央ではなく、少し横を歩くようにしてください。中央は神様が通るとされているためです。
  2. 手水舎での手水・手洗い: 参道の脇にある「手水舎」で、柄杓の水で手と口を清めます。これは穢れを落とし心身を清めるための作法です。
  3. 鈴の鳴らし方: 鈴を鳴らすことで、神様に自分の存在を知らせ、神様の注意を引くことができます。鈴は大きな音を立てず、静かに鳴らすようにしましょう。
  4. お賽銭: お賽銭箱にお金を入れる際、硬貨を投げ入れず、静かに入れるように心がけましょう。また、額にこだわりすぎず、心を込めたお賽銭が大切です。
  5. 参拝方法: 「二拝二拍手一拝」と「二礼二拍手一礼」の二つの方法があります。どちらを使うかは神社によって異なりますが、いずれの場合も、最初に二度深くお辞儀し、その後二度手を叩き、最後にもう一度深くお辞儀をします。

以上の作法を守ることで、神社での礼儀正しい参拝ができます。

こちらの動画も合わせてご視聴下さい。⇒ 【神社でご利益を頂く方法】正しい参拝方法教えます!

神社参拝で大事なこと 【歴史を知る】

次に大事なことは歴史を知ることです。

  • どんな経緯でその地域に鎮座したのか?
  • どのくらい前に建てられた神社なのか?
  • どんな神様を祀っているのか?
  • どんなご利益が頂けるのか?

事前に情報を調べるor参拝前に知ることでその神社への感情が変わります。
これ、大事です。

インターネットでも調べることも出来ますしほとんどの神社に解説板があります。

テーマパークに出掛ける時にどんなアトラクションを楽しむか決めると思います。それと同じで事前に知ることで最大限に神社を楽しめます。調べずに行った神社を後々調べるとこんなご利益がある石があった、こんな歴史のある建物があったなど。後悔をしてしまう事が度々ありました。。

神社参拝で大事なこと 【古事記を知る】

次に古事記ですが「古事記」は「こじき」と読みます。

古事記(こじき)は、日本最古の歴史書で、神話や日本の歴史を記録したものです。和銅5年(712年)に編纂が完成されました。古事記は上巻、中巻、下巻の3巻に分かれており、神話から皇室の歴史まで様々な話が描かれています。

古事記の編纂は、天武天皇の命令で始まりました。その後、約30年後の元明天皇の時代に太安万侶が完成させました。古事記は、日本列島の成り立ちや神々の誕生、神々の活躍が描かれている上巻から始まります。例えば、イザナギとイザナミという神が日本列島を生み出す話が語られています。

中巻では、神武天皇の時代から景行天皇までの歴史が記されています。下巻は、景行天皇から持統天皇までの歴史が記されており、皇室の歴史が中心です。

古事記を学ぶことで、日本の歴史や文化をより深く理解できます。また、古事記には様々な現代語訳や漫画があり、分かりやすく学ぶことができます。まずは現代語訳の本や漫画を読んで、古事記の世界に触れてみることをお勧めします。

おまけ:人生行事一覧

神社では1年を通してさまざまな行事が行われます。以下に、1月から12月までの主な神社の人生行事を紹介します。

1月:初詣

年の始めに神社を訪れ、一年の無事や健康、幸運などを祈る行事です。

2月:節分

2月3日または4日に行われる、季節の変わり目を祝う行事です。厄除けや鬼退治の意味があります。

3月:彼岸

春分の日を中心に行われる、先祖の霊を慰める行事です。

4月:入学祈願

新たに学校へ入学する子どもたちの無事な学業を祈る行事です。

5月:こどもの日

5月5日に行われる、子どもたちの成長と健康を祈る行事です。

6月:夏越の祓

1年の前半を無事に過ごしたことに感謝し、残り半年の無事を祈る行事です。

7月:七夕

7月7日に行われる、織姫と彦星の出会いを祝う行事です。願い事を書いた短冊を竹に飾ります。

8月:盆

先祖の霊が帰ってくるとされる時期で、墓参りやお盆踊りなどが行われます。

9月:彼岸

秋分の日を中心に行われる、春の彼岸と同様に先祖の霊を慰める行事です。

10月:収穫祭

農作物の収穫を祝い、豊作を感謝する行事です。

11月:七五三

3歳、5歳、7歳の子どもたちの成長と健康を祈る行事です。

12月:大晦日

年の終わりを祝い、除夜の鐘が鳴らされます。

これらの行事は、地域や神社によって異なる場合があります。また、一般的にはこれらの行事が神社で行われますが、寺院で行われることもあります。それぞれの神社や地域で独自の行事や祭りが開催されることも多く、日本の文化や伝統を体験できる機会です。

おわりに

如何でしたでしょうか。神社とは生活の一部だったとご理解頂けましたでしょうか。よく言われるのは神社は宗教で私は無宗教だから!と。たしかに冒頭でも宗教と書かさせて頂きましたが文字上説明のしやすさからです。ここで持論をお伝えすると確かに神社は宗教法人登録をしている寧ろ、宗教法人を登録しないと神社運営は出来ないので「宗教」のくくりに間違いなく入ります。ただ、元になっている神道は長い歴史の中で形は変わっても日本人の基本に「き」であることは間違いないと思います。

そんな神社に思いを馳せながらロマンを感じて参拝してみて下さい。きっと神様もお喜びになります。